- 2024年10月13日
自身の毎月の収支をしっかりと把握している方はどれだけいるだろうか?
ある調査によると、日本では家計簿をつけている家庭が増えているようで、2024年の調査によると約79%の人が「家計簿をつけたことがある」と回答。その内訳は、「以前からつけている」が45%、「最近つけはじめた」が10%、「以前はつけていた」が24%とのこと。(想像より多い印象)
家計簿をつけるメリットはいくつかあるが、主だったところは以下の通り。
支出の可視化と無駄遣いの削減
家計簿をつけることで、毎月の支出内容が明確になり無駄な出費に気づきやすくなる。
収支の状況が把握しやすくなり、必要な節約が可能となる。
また、支出の記録が意識的に貯金や資産形成をサポートすることも。
家計管理能力の向上
家計簿をつけると、家計全体を見渡せるようになり、家計管理能力が高まるとされている。
特に家計簿をつけている人のほうが「家計が黒字である割合」が高く、家計の健全性を保ちやすいとする調査もあり。
目標達成や資産形成の促進
家計簿を活用することで、将来の目標(旅行や家の購入、教育費の積立など)に向けた計画が立てやすくなる。
例えば、毎月の余剰金を貯蓄や投資に充てることで資産形成を意識的に行え、貯金が趣味になっている人も多い。
これだけ見ても、家計簿をつけることの意義を感じることができる。
しかし、忙しい社会人からしたら、家計簿をつけることはなかなか難しい。
僕の場合は、仕事から帰れば、子供に食事を取らせてお風呂、そしてすぐに睡眠に入る。そんな平日を過ごしていたらとてもじゃないが家計簿をつけている時間はない。
では、土日はどうか。仕事がないからたっぷり時間があるだろうと思うかもしれないが、ところがどっこい。
土日は保育園に子供を預けられるわけではないので、朝から晩まで子供と一緒。食事やお風呂以外は、遊びの相手をする必要があるのだ。
正直、従来のように家計簿に手書きで収支をつけるのは面倒臭い。すぐに効果が目に見えて出るわけではないから、継続する動機にも繋がりにくいのが実情。
そこで僕の場合は、家計簿アプリ「マネーフォワード ME」を活用している。
このマネーフォワード MEは、クレジットカードや銀行口座と連携することによって、オンラインで自動的にお金の流れをまとめてくれる素晴らしいアプリ。例えば銀行口座に給与が入れば収入として計上してくれるし、クレジットカードの支払い履歴が生じれば支出として計上してくれる。いちいち手入力で収支項目をつける必要がない。すべて自動だからこそ、継続ができる。継続ができるとデータとして蓄積されるから、3ヶ月、半年、そして1年と積み重ねていくと見るのが楽しくなる。
自分の収支おける特徴が透けて見えてくるのだ。
例えば、「意外に飲み会に使う金が多いな。。」、「アプリに使っている通信料って、年間でこんなに支払っていたのか。。」等。自分の特徴やクセが見えてくると、家計における課題も見えてくる。その気づきを与えてくれるのが家計簿であり、家計簿アプリということ。
だから、資産形成を始めたければ、まずは家計簿をやってみること。
自身の収支の特徴やクセを知り、どう資産を形成していくかを戦略立てるための現状認識をすることだ。